私は、現在26歳の女性で、上場している出版社に勤務しています。
前職は食品メーカーに勤務していました。
新卒時に受けた企業は60社程度で、面接に進んだのは40社ぐらい、二次に行けたのは8社、最終4社、といった就職活動をしていました。
普通・・・よりやや多いかな?ぐらいの活動だったと思います。
そんな思いをして入った会社ですが、わけがあって転職を決意しました。
転職の際はエージェントを2社使って、面接は4社してもらいました。
無事3社から内定をもらい、結局1社にしぼって今に至るわけですが、中途の面接を新卒時の面接のような気分でいくと、雰囲気が全く異なるので、これから面接をされる方は驚くのではないでしょうか。
私は、ガチガチに緊張した状態で、話す内容もある程度は練って(暗記まではいかないけど・・・ぐらい)マニュアル本も読んで、業界研究をして、面接に臨みました。
新卒の際の面接は、1次や2次の場合、横一列に並んで、なんだか品定めされているような(実際そうですが)中、志望動機や長所を聞かれて答えていくようなスタイルが多かったかと思います。
しかし、中途の面接は雑談形式というか、ほとんど来客とお話をしているだけ、というようなものの延長といった面接でした。
当然、圧迫されるようなシーンもありませんし、少し意地悪な質問もありませんでした。
4社とも、今は何の仕事をしているのか、なぜ転職したいのか、うちの会社をどう思うか、どんなことをしてみたいが、学生時代はどんな部活をしていたか、これからどんな人生を歩みたいか、といったことを担当者の方とお話しするような雰囲気でした。
ただし、学生時代の面接よりは和やかですが、上記のような質問に対して、飾ることなく社会人として普通の会話ができていないといけない、そこを見られていると思いました。
やはり、学生の頃の志望動機やこれからやってみたいことは、リアリティのない夢物語であっても良いけれど、転職の場合は自分にできることとやってみたいことの違いをはっきりとさせた中で、前向きな姿勢やコミュニケーション能力を見られていたんだろうな、と考察しています。
特に今勤めている会社は、そのような色がより強い会社で、中学から高校、高校から大学、大学から最初の会社へ行くことを選んだときの、自分の考えは何だったのか、を聞かれ、その年齢なりの精一杯の判断をして、就職は失敗したけど次はこうしたいんだ!これができるんだ!ということを聞きたかったようです。
新卒の面接のような堅苦しい雰囲気ではないだけに、こちらも話がしやすかったです。
これから転職される方の、参考になれば良いなと思います。