人は様々な理由によって、転職を考えることになります。
何かを求めて新しい職場を探す場合、あるいは家庭の事情により環境を変えざるを得ない場合など様々です。
いずれにしても新しい会社を探す上で、次にどのような仕事を選ぶのかを考えることになります。
この転職活動において、最初に職種選びで悩みが生じることになります。
もちろんこれまでの仕事の経験を活かすことができるようなところであれば、慣れ親しんだ仕事にも取り組めますし給料の面でもある程度は確保できます。
けれどもその職種が市場規模が縮小しているような場合、これから仕事が少なくなることが予測されます。
それと共に収入面でも減少すること、場合によってはリストラの可能性すらあります。
つまり、転職を機会に新しい職種を探すという選択肢も生まれるわけです。
そうなれば、全くの未経験からのスタートとなるために不安も大きなものとなります。
仕事は当然最初から学ぶことになりますし、給料もそれなりに少ない額からスタートすることになります。
けれどもここで考えたいのは、市場規模が縮小傾向にある仕事に固執しても、やがては同じような岐路に立たされることになるということです。
そして年齢をさらに重ねた頃となれば、今よりもさらに新しい仕事に順応するのは難しくなります。
もちろん、風向きが変わって再び業界が活気づく可能性はあります。
それを期待して待つというのも1つの選択肢です。
このためにさらに悩みが深まることになります。
転職する年齢にもよりますが、環境を変えるならば早い方が断然楽です。
そして業界が縮小傾向にあるならば、早めにそこから出る方が将来の可能性は広がります。
また、たとえ異なる職種に転職活動をするとしても、これまで培ってきた経験によるスキルはどのような仕事にも活かせるものです。
仕事のスキルというものは、根底はどのような仕事であっても通用するものです。
自分がこれまで積み上げた経験をどのように活かすことができるのかを一度考えた上で、転職活動をするのが良いと言えます。