入社して3年目の夏に転職することができましたが、決意したのは1年以上前になります。
直接のきっかけになったのは入社して2年目に出向に行かされたことですが、当時は最初に入社した会社で定年まで働こうと思っていたのでまさか出向させられるとは思ってもいませんでした。
本来ならば2年目に転職してもよかったのですが、入社して1年目だったので経験も浅く同じような規模の会社にしか転職できないと予想できたのでやめることにしました。入社した会社への就職活動もかなり苦労していたので、同じことを続けてする気力もありませんでした。
また自分の実力からみても他の会社で通用するとも思っていなかったので勇気もありませんでした。
出向に応じたのは入社した職場とは異なる職種で違う会社のやり方、風土、環境などを身をもって経験してみたいとも思っていたからです。
出向先での仕事は今までの研究職ではなく生産技術分野でしたが、半導体工場の設備を取り扱う仕事でしたが意外に奥が深いことに気づきました。
生産現場での仕事は多少泥臭い仕事が多いのかなと思っていましたが、クリーンルームの作業なので清潔感のある環境で精密な仕事が多く勉強になりました。
出向先は大手でしたので給料もよさそうですし最初は能力の違いを感じていましたが、仕事を通じてノウハウも覚えることができ追いつくとこまで到達した気がしました。
この経験があったので、転職を決意して転職エージェントに登録することにしました。
ここでは専属のキャリアパートナーが付いていろいろ指導していただきましたが、セールスエンジニアを募集している会社や地方の名前も聞いたことがない会社をいくつか紹介してもらいました。
これから伸びる会社であることことを力説していましたが、縁もゆかりもない土地で魅力も感じていなかったのでお断りしましました。
すぐに別の会社も紹介してくれましたが、希望している技術職ではなく全くの営業職でしたので、さすがにキャリアカウンセリングしてもらっていたのに希望していないところを勧めてくるので電話で文句をいいました。
そのときに今の実力では応募するところはないとはっきりいわれたので、丁寧にお断りしてやめることにしました。
当時技術職に強い転職エージェントがあったので、そちらに乗り換えました。
ここのキャリアパートナーは優秀で、以前登録していた会社での出来事を伝えると、逆にどこの会社を希望しているのか最初に聞いてくれました。
希望していた会社は大手ですごく興味がありましたが、大卒のときに応募していたら採用されていないところでしたので、無理を承知で名前を告げました。
すると1か月たたないうちに面接の日程まで決めてくれたので正直驚いてしまいました。
その後はトントン拍子で話がすすみ見事に転職することができました。
今でもキャリアパートナーが僕に任せろといって励ましてくれたことは一生忘れません。