会社を退職、そして転職という流れにおいて大切な事はなにかと言いますと、アドバイスとしては私の経験上、タイトル通りなのですが後片付けと準備です。
これは日々、何においても言えることではありますが、退職時も転職時もどちらも変わらないぐらい大切な事だと思います。
例えばある会社に長年勤めていて、そこでたくさんの仕事をしてきたとします。
そうすると、あなたの名前そのものが会社にはなじんでいるわけで、そこでの仕事のこと、人間関係、あなたが持たされていた責任などたくさんの事がなじんでいるわけです。
これから退職するときにするべきこと
それでは、これから退職しようかと考えたときにまず何をやらなければならないかといいますと、それはやはり日々の仕事の整理整頓を行うことだと思います。
家で掃除をするのと同じように仕事の整理をすることだと思います。
退職するわけですから、あとのことをしっかりと考えて退職日までの仕事をしっかりと整理してください。
そしてさらに、あなたに心と時間の余裕があるのならば、後釜の人が仕事がしやすい環境づくりをしておくことです。
これは退職ですが、一つのスタンバイなのです。
事を考えて準備しておくことが大切です。
何も自分のことの準備ばかりではありません。
うまく転職に持っていくために大切なことなのです。
これができない人はおそらく転職が遅れたり、転職しても自分が希望していることはおこらないと思います。
現代経営学の父ドラッガーという人がいっています。
「準備ができていなければ、機会は去りよそへ行く」と。
まさにこの言葉通りだと私は考えています。
仕事関係の中にもう一つ整理整頓する部門があります。
それはなにかといいますと、人間関係です。
会社というところは人間関係で成り立っているところではありますが、単純にあの人はきらいだ、あの人は好きだという部分はすくなからずあると思います。
しかし、ここは自分自身を成長させるためにも、いかなる人物にも最後は「お世話になりました」という挨拶をきちんとすませることです。
これをやって転職する人と、やらないで転職する人の差はかなり大きいものであり、後々、次の会社でその影響は出てくるものです。
しっかりやっておきましょう。
この二点が、整理整頓であり、転職の準備にもなっていくのです。
そしてある程度できましたら、気持ちよく次の職場でも働くことができるはずです。
私がお話ししたことは当たり前のことです。
この常識ができていない人がかなり多いような気がいたします。
私が勤めていた会社ではこれをしないで辞めていった人がたくさんいましたが、終わりよければ全てよしだと思います。