人生は仕事だと思います。
仕事の職種ではなく、仕事のやり方がその人の生き方なのです。
一生懸命やる人、マイペースにやる人、効率よくやる人、サボる人。
その人の仕事のやり方で人間性が見えてくるのです。
私が以前携わっていた仕事を辞めるきっかけは、自分本来の仕事のやり方を貫き通せないと思った時です。
主な原因は労働時間の超過や人間関係など「やめたい」と思った理由はオーソドックスな理由です。
しかしどんな理由であっても自分のスタイルを崩してはいけないとも思っていました。
それは金銭が発生しているというより自分のポリシー。
かっこよく言うと生き様というものを曲げたくないと言う事です。
耐え忍ぶ美学というものがあります。
およそ日本人的な感情で、素敵な事だと思うし、割り切れない決して損得じゃない想いは十分に理解しています。
しかし会社の雰囲気は「俺は頑張っている。お前ら、もうギブアップか?」となにか我慢大会を見ているかのような感じでした。
それはおかしい。
会社全員が一丸になって苦労しているなら分かりますが一部の人間が潤って、その下の人間が耐え忍ぶ図式は果たして正しい姿なのかという疑問が生まれます。
一度疑問を持つと仕事の意欲は低下します。
このまま続けていく事は果たして良いことなのか?と考えれば100%と言い切れるほど間違いです。
しかし、みんな生活はあるけれど、お金はありません。
だからギリギリのまま働かなければいけない。その「惰性」を「美学」に置き換えてはいけません。
私は十日に一度か二度の休みを利用して転職活動をしました。
良い条件の会社がすぐに見つかるかと言えばそんな事はありません。
しかし、こうやって少しでも動く事が会社を、ひいては日本の企業全般をいい方向に変えていく事に繋がると思います。
なにもしなければ搾取しようとする一部の経営者もなにもしません。
労働者と経営者はフェアとは言いませんが、決して搾取と言う言葉で繋がってはいけないのです。
仕事は人生の中で半分以上寄り添います。
結婚相手を適当に選びますか?私は最高の相手を選びたいと思います。
仕事を辞めることは逃げではありません。
職場でどうしようもない愚痴を言いながら惰性で働く事が逃げなのだと思います。
新しいステップを踏むのは容易い事ではありませんが、私は転職を試みて成功し、今では自分の生き方に恥じないやり方で仕事に取り組んでいます。
今現在、仕事を辞めたいと思っている方全てが良い一年を送れるよう願っています。