年功序列の弊害

 

私が以前働いていた職場でのことです。

 

私は、新卒で小売業の企業に就職しました。

 

勤務時間が長くて休みも少なかったのですが、業績が良く、待遇が良かったので満足していました。

 

ただ、そうは言っても激務なので、社員の入れ替わりは激しく、店舗で働いているのは20代から30代前半がほとんどなのです。

 

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優秀な社員は30代のうちに本部に引き抜かれ、複数の店舗を管理する仕事や商品の仕入れや管理をする仕事をするようになります。

 

そこに選ばれなければ、店舗のトップである店長を目指して頑張るわけですが、20代前半で店長になる社員もいれば、30代後半になって店長になる社員もいます。

 

20代前半で店長になるような社員は、本部でも活躍できるような優秀な人材で、特にコミュニケーションや管理能力に優れており、店舗の雰囲気が明るくなって、良い業績をおさめます。なので、店長として認められたあとに本部に行く社員もいます。

 

問題は、本部にも行けず、店長になれずにいた社員が、年齢のことだけでとりあえず店長になってしまった場合です。

 

昇進が遅れているということは何か原因があるということですが、その原因が管理能力にある場合、その下で働く部下はとても苦痛です。

 

私は入社して3年目に、社員が3人だけの小型店舗に配属されました。

 

その時の店長が、前述したような30代後半になって店長になった社員でした。

 

最初のうちは、とても優しくて適度に雑なところがあり、働きやすく感じていました。

 

ところが、部下との情報共有や店長がやらなければならない業務まで雑で、その影響が他の社員やアルバイトにまで及ぶようになりました。

 

 

たとえば、小売業といえばクレームが付きものですが、店長が受けたクレームを他の従業員に共有しなかったため、軽度のクレームが大事になったことがありました。

 

商品に異物が入っていたというクレームがあり、そのお客さんがその異物を店舗まで持って来てくれるということになっていたのに、店長がそれを共有せず、しかも当日不在だったため、お客さんが来店した時に誰も状況がつかめませんでした。

 

お客さんは「わざわざ持ってきたのに!」と激怒し、本部のお客様相談室が対応するような事態になり、偉い人たちからも散々怒られました。

 

そんなことがあったにも関わらず、その後も同様のことが何度かあり、結局店長は降格になり、別の店舗に異動していきました。

 

そうでなければ私が辞めてやろうと思っていましたし、実際、この時期に転職活動を始めて、店長が降格になった後に転職しました。

 

年功序列といえば、公務員の昇進もそういった色が強いと思いますが、管理能力が低い人物が上司になってしまうと、職場の雰囲気が悪くなってしまいます。

 

人事に関わることは本当に難しいと思いますが、しっかり配慮してもらいたいものです。

 

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