自分が前に勤めていた会社の時の話です。
全体の従業員は100人程の中小企業で、自分が配属されていた部署は私を含めて6名という少数精鋭の部署に居ました。
その会社には、7年近く勤めていました。
毎日仕事を頑張っていたため、年々会社の名前も知られるようになり仕事も増えてきました。
ですが、人員は増える事がなく、一人一人の手持ちの仕事がどんどん増えていく一方でした。
気づけば入社して2年目には、1週間に1回の休みも取れなくなっていました。
それでも、自分の好きな事を仕事にしていたので少し大変ではありましたが、頑張る事が出来ました。
ですが、好きな事とは言えど、やはり人間にはこなせる量にも限界があるので、皆日々疲弊していく一方でした。
そんな中、俗に「お局様」と呼ばれる女性の方が問題に上がってきました。
元々周りの人からも好かれていない方で、年に1回は彼女の事について内密に部署内で会議にあがったりはしていました。
ですが、仕事が増えてきたためか、そこからくる疲労の所為か、彼女の発言や行動があまりにも常識的に考えてもおかしくなって行きました。
そして、その矛先が一番下っ端である自分に降りかかって来ました。
彼女の機嫌が悪いと、自分がなにもしてなくても、文句をつけてきたり、怒られたり、いわれのない批判を受けるようになっていました。
軽い例を挙げると「服がダサいのどうにかならないのか」と言われたので少し綺麗目な服を翌日着て行くと「色気づいて、そうやって異性をたぶらかしてるの自覚ないの?」みたいに気分で意見を変えるといった感じです。
仕事に関しても同じように少しでも気分が変わると、1分前にOKだったものが駄目になり、それが自分のせいだと怒られていました。
そして、そう言ったことが年を増すごとに酷くなり、気づけば彼女は自分が気に食わない、気分が向かなくなったら、仕事をボイコットするようになりました。
そのボイコットした仕事の尻拭いは全部自分に降りかかってきました。
おかげで、正月休みを含む半年間休みがほぼ0日になっていました。
その所為で、胃に穴が開きそうになったり、倒れたりする事が増えました。
自分の事でどうの言われるのは嫌でしたが、慣れていたので堪えられましたが、仕事で批判を受けるのは納得がいかなく、上司と会社に「彼女と仕事が出来ない。部署移動でも構わないし、デスクを移動させてください。」と相談しました。
上司は皆彼女の行動にはウンザリしていたので理解を示してくれましたが、社長を説得する事が出来ませんでした。彼女が社長のお気に入りだからっていうのが理由だと思います。
ボイコットの件も彼女はなんのお咎めもなく、平然と戻って来ました。
一言でも何か言葉があれば、もう少し頑張ろうと思いましたが、その期待も空しく、私に謝罪の言葉もなく彼女は「私は悪い事をしてないからアナタに迷惑かけたとも何か言う義務もないわ」と仰ったのを聞いて会社を辞める事を決意しました。
仕事の内容は大変でしたが、大好きな仕事だったので、こんな理由で辞めなくてはならないのはとても悔しかったですが、今は心平和に生活しています。
皆さんも、我慢のしすぎには気をつけてくださいね。