派遣は出しゃばらず黙って命じられた仕事だけをしろ!

 

私は派遣会社に登録しており、派遣社員として小さな化粧品会社に入社しました。

 

業務内容は事務職で、総勢10数名が在籍する総務課にて日々の雑用を一手に引き受けました。

 

入職してしばらく経った頃、アンケートやサンプル受注で得られた顧客情報をデータとして整理するという業務を任されました。

 

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実は私はこの派遣会社に登録する以前、事務職員として10年間勤めた経験からエクセルなどのソフトに関する知識は豊富であると自負しており、データ整理も慣れた業務でしたので、今回任された顧客情報の既存のファイルを一目見たときも、無駄な入力が多いデータであると即座に感じました。

 

せめて関数などを使用すればもっと簡単に分かりやすくデータを整理できるのに、効率が悪すぎてもったいないと感じ、入職間もないうちに差し出がましいことをするのはいかがなものかと迷いもしましたが、少なくとも今後しばらくは私がこの作業をするのだからと思い、お局さん的存在である女事務長に、データの入力シートを改良させてもらいたい旨をそっと提案してみました。

 

その会社の事務職員は年齢層が全体的に高めで、提案を受けた当の事務長も私が何を言っているのかいまいち要領を得ない様子で、来たばかりの派遣社員が偉そうに何を、という顔を見せつつも「とりあえずやってみろ」と投げてくれました。

 

その時点の感触で、既に私は提案したことを後悔し始めていましたが、言い出したものは仕方なし、ということで自動計算で整理できて且つパソコンに暗い人にでもわかるようなシートを作成しました。

 

結果として、データ整理に割かれる作業時間は半分以下になり、聞きつけた高齢な社長さんも喜んで私を褒めてくれました。

 

 

しかしながらそれが事務長の逆鱗に触れてしまったようで、それからというもの事あるごとに「年寄りを馬鹿にして」だの「誰かさんが効率化とか言い出すから、逆に仕事が増えてしまったわ」だのと、私を小言で攻撃してくるようになりました。

 

さらには他の社員さんが私を名前で呼んでくれる中、事務長だけは徹底して私を「派遣さん」と呼び続け(その会社に派遣社員は私ひとりでした)、またお昼時間は社員とは分かれて食事をとるようにと派遣職員用のテーブルがわざわざ別に用意されるなど、社員と私の交流を絶とうとするような様々な画策がなされ始めました。

 

社員と派遣社員の雇用形態や背負う責任はまるで違い、区別されるべきところがあることも理解できますが、その会社のためになるかもしれないところを敢えて捻じ伏せてでも「派遣は出しゃばらず黙って命じられた仕事だけをしろ」とでも言うような社員の態度は、その会社を結局だめにするだけだろうと呆れ果て、そんな会社なんかとっととやめてやりたいと心底思いました。

 

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